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股関節 痛みの原因

皆さんこんにちは!

馬込鍼灸整骨院の馬込太朗です。

今回は最近増えている、股関節の痛みについて解説していきます。

 

股関節の構造

股関節は、太ももの骨(赤い骨の大腿骨)の上端にある骨頭という丸い部分が

寛骨臼(かんこつきゅう)という骨盤のくぼみにはまり込むような形になっています。

骨頭は軟骨に覆われており、骨頭と寛骨臼の間には関節唇という繊維性の軟骨があり

関節の安定性に寄与している。

股関節には数十個の筋肉が付着し関節の安定、可動、保護に関与している。

 

股関節を痛める疾患

1.変形性股関節症

変形性股関節症とは股関節の形状の変形や軟骨のすり減りがおきる疾患です。

40代以降の女性に多く、発育障害によるものも多い。

原因

・発育性股関節形成不全

・出産による骨盤の歪み

・運動不足による筋力低下

・過度の運動による筋拘縮や筋疲労

症状

初めは立ち上がりや歩き初めに脚の付け根(鼡径部)に痛みを感じます。

進行すると足の爪が切りにくい、靴下が履きにくい、和式トイレが使用しにくい、正座が困難など様々です。

場合によっては、持続痛(常に痛む)や夜間痛(寝ていても痛む)こともあります。

治療

変形が進行している場合やしすぎている場合は手術になります。

当院では変形が軽度な場合や痛みのみの場合はモルフォセラピーを行い痛みの軽減に尽くします。

 

2.臼蓋形成不全

臼蓋形成不全は先天性(生まれつき)によるものです。

寛骨臼のくぼみが常人よりも浅く形成されてしまい痛みを伴います。

原因

・先天性(生まれつき)

症状

大腿の皮膚溝(しわ)が左右非対称であったり、開轡排制限(股関節の開きがわるいこと)があります。

治療

乳児期に発見した場合にはリーメンビューゲルというひも型装具を装着します(しないこともあります)

成人で発見された場合には痛みが無ければ保存観察し、痛みが酷く伴う場合には手術になります。

当院では、臼蓋形成不全による筋肉の拘縮や骨盤の歪みをモルフォセラピー光電子®を用いて

痛みの軽減に尽くします。

 

3.鼡径部痛症候群(グロインペイン症候群)

股関節周辺の筋肉の痛みや圧痛を伴う疾患です。一度かかると治りにくいのが特徴です。

原因

サッカー選手に多いことから股関節を過度に使うことが原因と考えられます。

柔軟性・・・筋肉の柔らかさ、しなやかさ

安定性・・・関節を保持、支持

協調性・・・他の筋肉との協力

この3つの低下が生じたまま、無理にプレーを続けることで痛みが発症します。

症状

鼠蹊部、下腹部、内ももなど股関節周辺に痛みと機能障害を生じます。

治療

基本的に手術はありません。

当院ではモルをセラピーにて神経の伝達を良くし、痛みを和らげます。

その後、ストレッチとトレーニングを行い筋肉の柔軟性、安定性、協調性をupさせます。

 

このほかにも股関節に痛みを伴う疾患はたくさんあります。

どの疾患でも早期治療が一番大切です。痛みがある場合はお近くの治療院に行かれて下さい。

 

モルフォセラピーについて詳しくはこちら

 

 

 

 

 

2018.4.23

西馬込の周りは坂が多いので、その為ある症状が増えてしまいます。

皆さん、こんにちは。

 

最近は、「外出自粛」が政府から発出されて、2週間が経ちましたね。

 

お家では皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

 

ストレスが溜まっている方で、お家でできることは以前にまとめまとめましたので参考にして下さい。

 

ストレス解消について

不要・不急の外出は控えるようにとの事で外に出ないと方もいらしゃると思いますが、外に出て人の密集する場所でなければ良いのではないかと考える方もいらっしゃると思います。

 

実際に近所を散歩して、リフレッシュしている方は多いと思います。

 

しかし、気を付けなければいけない事があるのです。

 

それは、西馬込近辺は坂が多い事です。

 

坂道が多い事で、身体のある部分に負担をかけることになってしまい、それが元手で別の場所に痛みが出てしまったり、出なかったりします。

 

そろそろ運動でもと考えて、簡単なウォーキングでもと思っているとケガを引き起こす可能性もありますので、これを読んで気を付けて下さい。

 

 

坂道を歩く事で、負担のかかる関節

そもそも人間にしかできない大きな特徴は、二足歩行と手の指の対立運動(物をつまむ動作)なのです。

対立運動(物をつまむ動作)でも、お伝えしたい事がありますので次回書きます。

上の図を見て下さい。

 

そうです、股関節です。

 

骨盤の向きが前に向く事で二足歩行が可能になったと考えられるのですが、現代の人は骨盤回りの筋肉が長い距離を歩かないことで衰えていると言われています。

 

江戸時代の飛脚は東京-大阪を、3日間で荷物を届けたと言う資料もあるくらいです。

(リレー方式で、1人の人が全部を行ったわけではありませんが、1人の平均は時速8キロ相当だったようです。)

 

飛脚ではないですが、歩く距離が現代人が減っていることは間違いないはずです。

 

現代では文明が進歩して歩く事が減っている状態で、更に今のこの状況になり歩く事が減っている状況では筋肉が衰えているのは、必然です

 

歩く事はそこまで負担にならないだろうと安易に考え急に歩きはじめ、そんな中で坂の上り下りが更に骨盤回りの筋肉を損傷してしまいます。

 

それを続けていると、骨盤が疲れてしまい坂の上り下りで良い姿勢が保てなくなり、前傾姿勢が多くなってしまうのです。

…………

 

前傾姿勢が多くなると

前傾姿勢が多くなると、身体が前のめりになる為股関節が外に開きます。

 

股関節が開くと足が、がに股になってしまいます。

 

そうなると軒並み、お尻の筋肉が上手く使えなくなってしまい、お尻の筋肉が萎縮し垂れてしまい、身体を支えられなくなってしまうので、平地を歩いていても股関節にダイレクトに体重が乗ってしまうのです。

 

体重がダイレクトに乗ってしまうので、本当はお尻の筋肉を使って支えたいのに、支えられず股関節はどんどん負担がかかってしまう形になります。

 

股関節に痛みを覚え身体が支えられす事が困難になると前を見ることが出来ない為、そうすると人は自然と膝を曲げて前を見ようとするようになるのです。

 

次に悪くなるのは膝で、その次は足首といった順番になります。

 

これはあくまでも仮定の話しですが、実際に患者さんでよく来院するのはこのパターンで、新型コロナが出てからの患者さんは股関節や膝の痛みが増えてきています。

 

安全に歩きましょう

 

歩く事は健康維持のため必要ですが、なので始めは10分くらいからはじめて、平地を選びましょう。

 

全体の歩く形は意識しなくても大丈夫です。

(腕を振ったり、大股で歩いたり、白い線をまたいで歩くと言ったことは意識しなくて大丈夫です。)

 

1つだけ、足を着地させた時に小指側に力を入れて下さい。

ポイントは、足をつく際に小指をパーの状態で着くと足底筋を意識して歩く事が出来、効果的に歩けるはずです。

 

わからないことがありましたら、是非ご質問ください。

2020.4.23

馬込鍼灸整骨院で多くみられる股関節の痛み

こんにちは、笠原です。

 

今回は股関節の痛みについてお話していきます。

 

股関節の痛みには様々な疾患があります。

 

・変形性股関節症

・大腿骨頭壊死症

・臼蓋形成不全

・リウマチ性子関節炎

・化膿性関節炎

・ペルテス病

・先天性股関節脱臼

・大腿骨頭すべり症

・鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)

・脱腸(鼠径ヘルニア)

・弾発股

・関節、筋肉の炎症

 

などが考えられます。

 

 

 

 

当院にも股関節の痛みで来院される方は多くいます。

 

歩くのも辛いくらいの日常生活に支障が出るもの、ズボンを穿く時に股関節を曲げると痛む、体重がかかると痛む、しゃがむと痛む、走ると痛む、、、、

 

中には整形外科でレントゲンやMRI検査を受けても異常が無かったのに痛むという方もいます。

 

股関節には様々な疾患がありますが、当院に来院される方の多くは股関節に原因がありません。

 

捻った、ぶつけたといったものであれば原因ははっきりしていますが、そうでない場合は腰や骨盤のズレが原因となる場合が多いのです。

 

それは股関節、膝、足首の神経の責任高位は腰髄と仙髄にあるためです。

 

 

モルフォセラピー創始者の花山水清は著書でこう述べています

 

股関節に痛みがでる人は多い。特に女性の場合は、構造上股関節の受けの部分が浅いので、症状が出やすいと言われている。

ある60代女性が股関節の痛みで整形外科を受診すると、変形性股関節症だと診断された。医師からは手術を勧められたが迷っていた。

すると、「今、ちょうど2か月前にあなたと同じような状態で手術を受けた方が来ますよ」というので待っていると、松葉杖をついた女性が入ってきた。

それを見た彼女は、今現在、痛くても杖などいらないのに、2か月も経ってあれでは嫌だと手術は断ったそうだ。

それから私のところに知人から紹介されて来院した。

単純な腰椎のズレだったので、ズレを戻すと、簡単に股関節の痛みも消えた。その後10年以上、全く股関節に問題はない。

股関節に痛みがあって、変形性膝関節症と診断された人の場合、最初の痛みの原因はほとんどが腰椎のズレである。

しかし、症状がでたら早めに腰椎のズレを戻しておかなければ、本当に股関節が変形してくるのだ。

最初のうちは、関節とは別の原因で痛みが出ているのに、結果として関節も悪くなっていくのは、他の全ての関節についてもいえることである。

 

(花山水清著 医者ではわからないからだの異常はなぜ左に現れるのか)

 

 

このような事例は当院でも多くあります。

 

股関節の痛みで来院された方にはまず、問診や触診、徒手検査を行い原因を探します。ズレが原因とわかれば骨盤と腰椎のモルフォセラピーで症状は軽快していきます。

 

股関節の痛みでお悩みの方はモルフォセラピーをおススメします(^^)v

 

 

 

さてここからは私のマラソンの話しです。

 

1月の月間走行距離は何と!!250㎞でした(^^)

年始の3日間で走り込めたし、30kmの大会でペースメーカーをしたり、フルマラソンの大会に出たりしたのでかなり走る事が出来ました!

 

フルマラソンは荒川の河川敷、10kmを4周ちょっとする大会に参加しました。

久しぶりにフルマラソンを走るので、目標は3時間10分切りです。

 

 

前日から炭水化物を多めに食べ、当日朝はお餅を食べ、しっかりエネルギーを蓄えます。42㎞走ると脚が痛いとか苦しいとかは当たり前のようにありますが、ガス欠も危険なのです。多めに食べておいて、さらにレース中もエネルギーバーなどを必ず摂るようにします。

 

当日は曇りで寒く、風も強くコンディションはイマイチでした。3時間10分切りのペースメーカーとその集団があり、私はその集団の中に入って何も考えずに付いて走りました。

 

この「何も考えない」というのも大事で、1㎞ごとのラップタイムを気にし過ぎることもありますが、考える事で無駄にエネルギーを消費してしまいます。

 

無になって走り続け、3時間8分台でゴールしました。

 

やっぱりフルマラソンは楽しかったです!

 

シューズはアシックスのマジックスピードで、インソールはフォームソティックスメディカルを入れました。

 

このシューズはクッション性があり、前足部にカーボンもあり、筋疲労が少ない気もするのでマラソンに向いています。

そこにフォームソティックスメディカルが入れば最強コンビです(^^)/

 

次は3時間切りを目指します!!

 

 

 

2022.2.11

骨盤前傾姿勢が変形性股関節症の原因に...

こんにちは!古谷です。

今回は、姿勢と変形性股関節症の関わりについてブログを書きます。

 

変形性股関節症とは?

関節軟骨が磨耗して関節腔が狭小化した状態

女性に好発しやすく、基礎疾患で先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全が存在する

変形性股関節症の前期は運動後に違和感や疲労を感じる事が多い(関節に炎症が生じて痛みに繋がることも)

日常生活においては、股関節屈曲制限(階段の昇降や靴下の着脱)があり、鼠径部の痛みを訴える事が多い

 

・なぜ変形するのか?

先天的な臼蓋形成不全(関節の受け皿が浅い状態)になっている

臀筋の弱化(トレンデレンブルグ歩行)で股関節内転荷重となっているケースでは股関節外上方への負担が増加

※トレンデレンブルグ歩行

患側立脚期に健側の骨盤が下がるのですが、これは中臀筋が骨盤を平行に保てないことで起こる

また、内転筋の短縮や過度な収縮が骨盤を傾斜にさせている可能性も...

①、②が原因で股関節外上方へのストレスが加わり続ける事で、大腿骨頭は変形していく

さらに、不安定な状態をカバーしようと徐々に臼蓋の外上方に骨棘形成、骨硬化していく荷重が集中している場所では、表層の軟骨が削られていき、大腿骨頭を扁平化させて接する部分を拡大していく

軟骨部分の損傷が進行すると、関節液が骨に侵入し、骨が溶けてしまって穴が空き、骨嚢胞が発生(骨嚢胞は、骨棘形成や骨頭の扁平化は不安定な関節を安定化させる為に修復した結果とも言える)

 

 

・変形性股関節症の特徴的な姿勢(立位姿勢)とは?

1.腰椎前弯が増強

2.骨盤前傾(腸腰筋が短縮)

3.股関節伸展制限(大殿筋萎縮)

4.膝関節過伸展

※側臥位

1.中臀筋萎縮

2.股関節外転制限(内転筋短縮)

3.下肢の短縮

※正面

①このような姿勢になる要因として先天的な臼蓋形成不全がある

股関節における臼蓋は、約30~40°前側方をむいている(伸展及び外旋位で骨頭のはまり込みが浅くなる)

なので、腸腰筋が短縮して骨盤が前傾位(反り腰)となるのは、骨頭を脱臼しにくい後方に安定させる事で、少しでも不安定性から逃れるためといった理由

②中臀筋が委縮する理由

1.痛みや運動量の低下に伴う股関節周囲筋の低下

2.頚体角の減少や大転子高位といった形状の変化に伴い、中臀筋の距離が短縮して張力を失う

中臀筋の筋力が低下すると、それを補うために起立時などは内転筋の活動が増大

緊張状態を強いられた内転筋は硬くなり、過緊張や短縮といった状態を起こす

股関節の内転運動は、骨頭を関節窩から引き離して関節を不安定にさせるため、実際は内転の動きも制限する

 

・疼痛発生のメカニズム

「軟骨が擦り減って骨同士がぶつかっているから痛い」は誤り・・・×

関節軟骨や関節下骨(軟骨の下にある骨)には神経が存在しない

実際は、骨膜は関節面の手前で関節包移行してしまうので、骨の関節面には骨膜がなく、痛みを感じる神経はありません

しかし、骨膜の延長組織である関節包は骨膜同様に神経を含んでいるため、関節包が刺激される事で痛みを感じている

実際に痛みを感じているのは関節包や関節周囲の組織(筋肉や靭帯)であり、それらが刺激をうけて痛みを起こしている

 

・部位別の疼痛と原因

股関節の痛みは主に、

①股関節前面(鼡径部)

股関節伸展位(骨盤前傾)をとりやすい人で現れやすい

股関節伸展位になると股関節屈曲筋(腸腰筋・大腿直筋)が攣縮する為、歩行などで遠心性収縮する事で痛みを起こす

②股関節後面(臀部)

膝が内向き(股関節内旋位)にある人で現れやすい

股関節外旋筋群の攣縮で生じる

過度な前捻角が存在すると、大腿骨頭安定させるため股関節を内旋させることになり、結果的に内股になる

③股関節側方(大転子)

歩行時にトレンデレンブルグ徴候や骨盤側方動揺ある人で現れやすい

中小殿筋といった外転筋群の攣縮で生じる

 

股関節に違和感や痛みがある方は、一度ご連絡下さい!

2022.3.19

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