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皆さんは、坐骨神経痛と言う言葉を耳にしたことはありますか?
聞いたことが無い人も、何回も聞いたことがある人も、今日は坐骨神経痛ついて書きます。
正しい知識を持ってもらい、その対策も載せていきますので、お困りの方は是非参考にして下さい。
坐骨神経って、どんな状態?
坐骨神経痛は、あくまでも症状になります。
病名ではありません。
このことが前提になければいけません。
簡単に、言うと‥‥
何かしらの病気・病態があり(わかりやすく説明するために、病気と表記しています)、
それが原因で坐骨神経に沿って痛みや痺れの様な症状が出た物を、坐骨神経痛と呼ぶのです。
坐骨神経痛を引き起こす病気・病態で、主な原因は3つあります。
①腰椎椎間板ヘルニア
②腰部脊柱間狭窄症
③梨状筋症候群or中臀筋麻痺
では、主な原因の内容を説明していきます。
①椎間板ヘルニア
基本的に、腕や足を動かす神経は背中の骨から出ていきます。
これを、皆さんご存知だと思いますが、脊髄と言われるものです。
脊髄は背中の骨を通って行き、背中の骨に守られています。その背中の骨は、首の骨から骨盤の骨まで25個あります。
25個の背中の骨は、1つ1つの間に椎間板と言うゼリー状のクッションがあり、それがある事で骨同士がぶつからずに済み、円滑に動くことが出来るのです。
しかし、何かしらの影響でそのゼリー状のクッションの椎間板の形が変わってしまい
(圧迫が掛かり、グミをつぶした状態になっている事)、その椎間板が脊髄神経の部分に触れてしまうと、坐骨神経に沿って痛みが出るのです。
これが、ヘルニア病変からの坐骨神経痛症状になります。
これは、以前ブログで投稿しましたので、特徴的な症状だけ載せます。
詳しい説明が知りたい方はそちらをご覧ください。
特徴的な症状
1.歩いていると痛みや、痺れが出てきて、止まらないといられなくなり、止まって休んでいると痛みや痺れが改善する。
2.自転車での移動は可能だが、歩くときに痛む。
このことが当てはまる方は、以前に書いたブログの方に飛んでください。
③梨状筋症候群or中臀筋麻痺
1.梨状筋症候群
梨状筋はお尻(骨盤)から太ももの骨の外側に着く筋肉です。
その筋肉の中を縫って行くように坐骨神経は走行していきます。
疲労が溜まったり、使い過ぎてしまったにもかかわらず、しっかりとしたケアが出来ていない場合に、筋肉が固くなり神経が圧迫されてしまい、その影響で圧迫が掛かった場所より下がシビレたり痛くなることを、坐骨神経痛と言います。
2.中臀筋麻痺
梨状筋症候群と同様に、中臀筋に疲労が溜まったり、使い過ぎてしまったにもかかわらず、しっかりとしたケアが出来ていない場合に、筋肉が固くなり神経が圧迫されてしまい、その影響で圧迫が掛かった場所より下がシビレたり痛くなることを、坐骨神経痛と言います。
ヘルニアと梨状筋症候群(中臀筋麻痺)の対策
・ヘルニアじゃないかと疑った場合
ヘルニアを疑った場合は、家庭でどうにかするよりも、早めに受診し対策や治療方法を考えなければいけませので、整形外科や整骨院等の医療機関に受診する事をオススメします。
・梨状筋症候群(中臀筋麻痺)を疑った場合
梨状筋症候群(中臀筋麻痺)を疑った場合は、ストレッチをしてみましょう。
イスに座って、片方の足を上げます
上げた足首を、もう片方の膝の上に載せます。
胸を、上げた足につけるようにします。
そうすると、お尻の外側が伸ばされていきます。
そこが、梨状筋(中臀筋)になるのです。
このストレッチで痛みが解消されない場合は、整形外科や整骨院等の医療機関の受診をオススメします。
2018.5.9
マッサージと整体って何が違うの?
皆さんは、マッサージと整体の違いって理解して各場所に行かれていますか?
実際に僕はこの仕事に就く前で、そんなことを考えもせずに通っていました。
今回は、マッサージと整体の違いを説明していきます。
・マッサージとは?
あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格保有者が行える施術です。
マッサージは基本的には、なでる・押す・揉む・叩くetc.を用いて身体の不調を改善するのが目的です。
よって、巷にある『ほぐし屋』や『手もみ~』は、マッサージをするところではありません。
リラクゼーション目的で行くのは良いと思いますが、そこで不調を改善するのは期待しない方が良いと思います。
しかし、なでる・押す・揉む・叩くetc.の行為そのものに規制をかける事ができないのが現状で、巷には似たような店舗が増え続けるのが現状です。
更に、接骨院も同様に増え続けていて、マッサージ店などとの違いが分からず、自分の身体の状態はどこに行けば改善できるのか、皆さんはそこが重要ではないのかなーと思います。
では、整骨院に受診した方が良い方の基準を下記に記載します。
整骨院があなたに合っているかの判断基準
① 痛みがあり、さらに数週間その痛みが続いている。
② 整形外科の受診をしたが、あまり変化が無い。
③ 今の痛みが、何年も続いている。
④ マッサージをしても、次の日にはまた辛い状態が戻ってしまう。
この様な症状に悩んでいる方は、手法を変える必要があると考えます。
手法を変えると考えられるのが、整体なのではないでしょうか?
では次は、整体の説明をします。
整体とは?
整体とは、骨の位置が基準になります。
マッサージは筋肉の硬さや筋肉の動きを見ていきますが、整体は左右の骨の位置を見ていくのです。
骨は、左右均等にあります。臓器は、心臓が左にあったり、肝臓が右にあったりなど、左右が均等にあるわけではありません。
しかし、骨には左右が均等でいなければいけない役目があります。それは、左右の骨が均等に無いと重力に耐える事ができず、それの影響で徐々に左右の骨の位置がズレていきます。
その結果バランスが崩れてしまい、筋肉や関節の動きが悪くなり、色々な不調に繋がると考えられるのです。
整体は、そのズレている骨を元に戻す事で、その人が本来持っている正常な機能に戻す事ができる行為なのです。
筋肉を緩めても骨の位置は変わりませんが、骨を戻す事で筋肉は緩みを出し始めるのです。
更に、筋肉をほぐすと、ほぐした部分の血管や神経の通りは良くなるのですが(毛細血管のみ)、骨の矯正は(背骨の矯正をする)、大きい元となる血管の通りをよくするので、その先にある毛細血管も通りがよくなるのです。
なので、骨を矯正していますが、別の硬くなっている筋肉も緩みやすくなるのです。
皆さん、マッサージと整体の違いは理解できたでしょうか?
当院で行っている整体の説明は、こちらまで(モルフォセラピー)。
2018.6.19
皆さん、こんにちは。
馬込鍼灸整骨院の大塚です。
今回は、最近患者さんの中で『腰痛や首の痛み』など色々な症状で悩んでいる方の中で、主となる原因が癒着にある事が多く感じました。
それは、色々な症状に対して腹部の調整をさせてもらうと、それぞれの症状は違うのにその主訴が改善するのです。
これは、皆さんの症状の原因は腹部の内部にある癒着があり、引き連れが大きくなって身体が歪み色々な症状を出すのです。
この癒着という言葉は良く耳にする機会が増えているとは思いますが、皆さんはこの癒着をどこまでご存知でしょうか?
今回は、この癒着の事について解説していきます。
1.癒着とは?
意味は
皮膚・膜などが、炎症(えんしょう)などのためにくっついてしまうこと。
炎症が起こると、その組織は修復する働きが働きます。
その修復過程で、組織と組織がくっついてしまう事を癒着というのです。
では、炎症はどのような場所に起こり、どのような状態を言うのか説明します。
2.炎症
炎症の定義は、五つの徴候をみとめられる物を炎症と言います。
発赤・熱感・腫脹・疼痛・機能障害の五つがあると強い炎症が起きていると考えられます。
組織に炎症が起こると血管(毛細血管)は大きくなり、毛細血液の流れを増加させます。
大きくなった毛細血管からは血液成分が溢れ出し細胞付近は腫れだします。
腫れが大きくなると炎症の起きた部分の細胞は圧迫を受けます。その腫れている状態をひかすことができなければ、組織は膨張し続けて機能障害を起こすことが炎症の状態です。
では、どのように炎症は収まっていくのでしょうか?
炎症が収まっていく過程を見ていきましょう!
各臓器での炎症の引き方。
1.自然的に治るケース
徐々に細胞にストレスがかからなくなり、自然と炎症が引く場合があります。これはその部分に一時的にストレスがかかっていた為に、その特定の部分に炎症が起きたと考えられます。
しかし、組織の回復作業がない為、一時的に炎症が収まっても再度炎症が引き起こされるケースが多いのが現状です。
2.関節の炎症の引かせ方
関節の部分は湿布などで冷やしたり、氷でアイシングをする事で炎症を抑えたりします。
組織の回復が見込め、再度に炎症を引き起こす可能性が低くなります。
3.腹部の炎症の引かせ方
腹部ではウィルスや菌が原因で炎症が起こるので、そのウィルスと菌を倒す薬などを飲んで対処します。
患部に対して炎症を引き起こしているウィルスや菌は対処できても、炎症を起こした箇所の組織の腫れは残っています。
組織の腫れは、他の細胞を圧迫します。
そこで更に炎症が起こり、それが癒着へと繋がるのです。
3.腹部の癒着の主な原因
腹部の癒着は開腹手術や虫垂炎、子宮内膜症などの強い炎症によって起こります。
腹部の癒着の発生率です。
・ 腹部切開手術を受けた患者の 93%
・ 初回帝王切開手術の 46~65%
・ 婦人科開腹手術の 55~100%
このパーセントを見てわかるように、腹部を切開すると高確率で癒着がおこると考えられます。
では、対処はどういったことをするかを見ていきましょう。
4.対処方法
上向きで寝て、お腹をのの字を書くようにやさしく擦ってあげましょう。
その際に、深呼吸も含めてあげると効果的です。
擦っている際に痛い箇所があっても、痛い部分は局所的に押さないようにしましょう。
それでも、硬い状態が続く際は、病院を受診するか、モルフォセラピーにて腹部の調整を受けて頂くと調子が良くなりますので、是非ご相談ください。
2019.6.17
皆さん、最近寒暖差が酷くなってきましたね。
寒い日が続くと、神経痛が出てくる方は多いのではなでしょうか?
そんな時によく聞くのが座骨神経痛ではないでしょうか?
今回はそんな座骨神経痛の真実を解説していきます。
座骨神経痛とは?
先ずそもそも、坐骨神経痛についてお話していきます。
坐骨神経は、人体の最大の神経の一つであり、脊髄から腰椎と仙椎の間を通って臀部、大腿部、下腿部、足の指先まで走る重要な神経です。具体的には、腰椎と仙椎の神経根から派生し、大腿神経と坐骨神経という二つの神経に分かれます。坐骨神経は大腿部を通過し、臀部の外側を通り、大腿の後面、下腿部、そして足の指先にまで分布します。
坐骨神経は体の下半身の感覚と運動を支配し、特に大腿の後面や下腿部、足の指先の感覚や筋肉の動きに関与しています。また、坐骨神経は足の指先からの感覚情報を脊髄に伝える役割も担っています。
この坐骨神経が圧迫されることで生じる症状が坐骨神経痛なのです。
一般的な症状には以下のようなものがあります:
座骨神経の症状
腰や臀部から下肢にかけての痛みやしびれ:
主に腰から臀部、大腿部、膝裏、下腿部、足の外側などを通じて感じられます。この痛みはしばしば一方の脚に偏って現れることがあります。
しびれやピリピリ感:
下肢に坐骨神経が支配する範囲に沿って、感覚の異常やピリピリ感が現れることがあります。
腰や臀部、脚の筋肉の弱点:
坐骨神経痛が進行すると、関連する筋肉の弱点や動きの制限が生じることがあります。
運動時の悪化:
特定の動作や姿勢、特に腰を前屈させる動作や長時間の座位、立位などで症状が悪化することがあります。
ここで気が付いた方がいかもしれませんが、坐骨神経痛はただの症状なのです。
坐骨神経痛の発生には様々な要因が関与するのです。
座骨神経痛を引き起こす病態
一般的な発生要因には以下のようなものがあります:
椎間板ヘルニア:
椎間板が圧迫されたり損傷したりすることで、坐骨神経が圧迫されることがあります。椎間板ヘルニアは腰椎部分で最も一般的に起こります。
脊柱管狭窄症:
脊柱管が狭くなることで、坐骨神経が圧迫されることがあります。特に脊椎の変形や関節症が進行すると、この症状が生じる可能性が高まります。
腰椎の変形や損傷:
腰椎の変形や損傷によって、周囲の組織や神経が圧迫されることがあります。
筋肉の緊張や炎症:
腰や臀部の筋肉の緊張や炎症が坐骨神経に圧力を加え、痛みやしびれを引き起こすことがあります。
姿勢の悪化や運動不足:
長時間の座位や運動不足によって筋力が低下し、腰椎や臀部の周囲の筋肉が弱まることで、坐骨神経痛のリスクが高まる場合があります。
これらの要因は個々の症例によって異なりますし、通常は複数の要因が組み合わさって坐骨神経痛が発生することがあります。坐骨神経痛の発生に対しては、適切な診断と治療が必要となります。
この中で今回は脊柱管狭窄症について深堀していき、次回のブログではヘルニアと筋肉の緊張の炎症の部分の説明をします。
脊柱管狭窄症とはなにか?
脊柱管狭窄とは、脊柱管が異常な狭窄や圧迫によって神経組織や脊髄が圧迫される状態を指します。脊柱管は、脊椎骨が重なり合ってできる管であり、脊髄や神経が通る空間です。こ
の管が狭くなることで、通常は神経や脊髄に必要な十分な空間が確保されず、これが痛みやしびれ、筋力低下などの症状を引き起こす可能性があります。
脊柱管狭窄は、一般的に加齢や脊椎の変形が原因となって発生します。加齢によって脊椎の椎間板が変性し、椎間孔や脊柱管が狭くなることがあります。また、脊椎の変形やヘルニア、関節炎などの病気が進行すると、脊柱管の狭窄を引き起こすことがあります。
脊柱管狭窄の症状は、狭窄の位置や程度によって異なりますが、一般的には以下のようなものがあります:
腰や臀部から下肢にかけての痛みやしびれ
歩行時の足の痺れや感覚の変化
腰椎や臀部、下肢の筋力低下
運動時の痛みや不快感
脊髄や神経の圧迫による尿失禁や排尿障害(重度の場合)
診断は、主に症状の詳細な評価や画像検査(MRIやCTスキャン)によって行われます。治療法は症状の程度や原因に応じて異なりますが、保守的な治療(リハビリテーション、薬物療法)から手術治療まで様々な選択肢があります。
確定診断は必ず画像を取らないといけませんので、しっかりとした診断をうけましょう!
座骨神経痛はまだまだ語り足りなので、次回のブログにも続きを書きますので宜しくお願い致します。
2024.2.22
皆さん、こんにちは。
前回大塚が担当したブログは、坐骨神経痛についてのお話でしたが、坐骨神経痛の症状を引き起こす疾患は多く書き足りなかったので、2回に渡ってお話さえて頂きます。
坐骨神経痛を引き起こす疾患の続き(椎間板ヘルニア)
椎間板ヘルニアは、脊椎の椎間板の一部が外側に突出し、神経根や脊髄を圧迫する状態を指します。脊椎の椎間板は、椎骨と椎骨の間に存在するクッションのような構造であり、脊椎
の動きを緩和し、負荷を吸収する役割を果たしています。椎間板ヘルニアは、この椎間板の外層が破れ、内部のゼリー状の物質が外に漏れ出すことで生じます。
一般的に、椎間板ヘルニアは次のような症状を引き起こすことがあります
椎間板ヘルニアの症状は、患者の個々の状況やヘルニアの位置、圧迫される神経根の場所などによって異なりますが、一般的な症状には以下のようなものがあります。
椎間板ヘルニアの症状
痛み
最も一般的な症状の一つで、ヘルニアがある脊椎の部位や圧迫された神経根の位置によって変化します。腰椎ヘルニアの場合は腰や臀部、大腿部、下肢に痛みが生じ、頸椎ヘルニアの場合は首や肩、上肢に痛みが生じることがあります。
しびれや痺れ
圧迫された神経根によって感覚異常が生じることがあります。これには、指先や足先のしびれや痺れ、麻痺感が含まれます。
筋肉の弱さ
圧迫された神経が関連する筋肉の運動を制御する能力を低下させることがあります。その結果、筋肉の弱さや筋力低下が生じることがあります。
感覚異常
圧迫された神経が関連する部位の感覚を変化させることがあります。これには、痛みやしびれ、チクチク感などが含まれます。
悪化する症状
特定の動作や姿勢、例えば前屈や傾斜、座位や立位などが症状を悪化させることがあります。
これらの症状は、ヘルニアの位置や大きさ、患者の個人差によって異なります。また、一部の患者は症状が軽微である場合もあります。
椎間板ヘルニアの原因
椎間板ヘルニアの発生原因は、椎間板の損傷や変性によって生じます。以下に主な発生原因をいくつか挙げます:
加齢:
加齢に伴い、椎間板の水分含有量が減少し、椎間板の弾力性や柔軟性が低下します。これによって、椎間板の変性や損傷が進行しやすくなります。
姿勢の問題
長時間同じ姿勢を続けることや、姿勢の悪化が椎間板に過度の負荷をかけ、椎間板の変性や損傷を引き起こす原因となることがあります。
過度な負荷や動作
長時間の重い物の持ち上げや運搬、不適切な姿勢での動作、突然の過度な負荷などが、椎間板に負担をかけ、損傷を引き起こすことがあります。
怪我や外傷
転倒や事故、スポーツでの怪我などが、椎間板に直接的な損傷を与えることがあります。
遺伝的要因
椎間板ヘルニアは、一部の場合、遺伝的な要因によっても引き起こされることがあります。家族歴によるリスクがあるとされています。
喫煙:
喫煙は、椎間板の血行を悪化させ、椎間板の変性や損傷を促進する可能性があります。
椎間板ヘルニアは、これらの要因の組み合わせによって引き起こされることがあります。特に、加齢による椎間板の変性や損傷が主な原因の一つとされています。
まだまだ、坐骨神経痛を引き起こす疾患はあります。
次は、梨状筋症候群です。
梨状筋症候群
梨状筋症候群の原因
梨状筋症候群は、梨状筋(piriformis muscle)が炎症や過度の緊張、圧迫などによって神経を圧迫することで引き起こされる症候群です。梨状筋は、骨盤の底部に位置し、大腿骨の外側に伸びています。この筋肉が炎症を起こしたり、過度に緊張したりすると、梨状筋の周囲の神経(坐骨神経など)が圧迫され、症状が現れることがあります。
梨状筋症候群の発生原因はさまざまですが、以下のような要因が関与することがあります:
姿勢の問題
長時間同じ姿勢を続けることや、姿勢の悪化が梨状筋の過度の緊張や炎症を引き起こす原因となることがあります。
過度な運動
梨状筋を過度に使う運動や、梨状筋を過剰に負荷する運動が症状の発生原因となることがあります。
外傷
脊椎や骨盤の外傷、筋肉の損傷などが、梨状筋症候群の原因となることがあります。
姿勢の変化
脊椎の変形や骨盤の歪み、姿勢の変化などが、梨状筋に圧迫を与えることがあります。
神経疾患
神経の病気や障害が、梨状筋症候群の発症に関与することがあります。
梨状筋症候群の症状
臀部や骨盤周辺の痛み
最も一般的な症状であり、臀部の深部や骨盤周辺で感じられることがあります。しばしば坐骨神経の走行に沿って痛みが広がることがあります。
坐骨神経痛
梨状筋が坐骨神経を圧迫することがあるため、坐骨神経痛が生じることがあります。この場合、臀部から下肢にかけての痛みやしびれ、痺れが生じることがあります。
下肢のしびれや痺れ
梨状筋が坐骨神経を圧迫することで、下肢にしびれや痺れが生じることがあります。特に大腿部や下腿部、足に感じられることが多いです。
歩行時の痛み
歩行時や立ち上がる際に、痛みが増すことがあります。特に長時間座っていた後などにこの症状が現れることがあります。
坐骨神経の圧迫
坐骨神経の圧迫によって、下肢の筋力低下や足の動きの制限、さらには尿や便の失禁などの症状が生じることがあります。これらの症状は重篤な場合に起こることがあります。
この様に2回に渡って坐骨神経痛だけでお話しましたが、色々な疾患がありその一つ一つに原因や症状の違いなどもあって、皆さんも整形外科などで坐骨神経痛の疑いと言われたら、何からくる座骨神経痛ですかと確認してみて下さい。
宜しくお願い致します。
2024.2.28