治療事例
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30代 男性
ランニングが趣味で月200キロ走り、マラソンの大会にもよく出ている方です。
1か月前から左足の親指付け根の裏側が痛くなってしまい、
なかなか治らないので来院されました。
症状は走ったり踏み込んだ時の母趾球部の痛み。親指を反らせることでも痛みが出ます。
症状が強くなると足をつくだけでも痛くなり、歩くのも大変になってしまいます。
これは種子骨障害の特徴的な症状です。
種子骨障害とはどういうものなのか?聞きなれない方も多いと思います。
親指付け根裏側の出っ張っている部分に種子骨という骨があります。
これが走る際に足底の筋肉に引っ張られて炎症を起こしている状態です。
最近話題の前足部着地の走り方を、普段踵着地の人が試して長時間走った時に、
直接種子骨に外力がかかり痛める場合もあります。
この方は、まずは走るのをやめてもらいました。
治療としては、種子骨部に負荷がかからないようにパットを当てます。
インソールをくり抜いて使用する場合もあります。
その方の生活スタイルに合わせて行います。
そして足底筋を緩めて牽引力を減らしていきます。
治癒の目安は、症状の強さにより変わってきますが、
この方のケースは、2週間パットを当てて走るのをやめてもらい、
3週目にパットを外してジョグ開始。(週2回、キロ7分で20分程度)
4週目には走る頻度と距離を伸ばしていき、1か月後には痛みが無く20キロ走れるようになりました。
ランニング障害でお悩みの方はぜひ1度いらしてください。
楽しいランニング生活を送れるようにサポートしていきます(^’^)
2018.4.12