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二足歩行が骨格に全体に与える影響

こんにちは!馬込鍼灸整骨院の古谷です。

今回も前回に引き続き姿勢に関係するブログを書こうと思います。今回のテーマは「二足歩行が骨格に全体に与える影響」についてお伝えします。

まずは、「人の姿勢の特徴」についてです。

二足歩行が骨格に与えた影響を知るには...

人類に近い動物には、オランウータンやチンパンジーなどがいます。チンパンジーは短距離なら二足で立って歩けますが、基本的に四足歩行です。しかし、人は完全に二足歩行です。生物としての二足歩行が骨格全体にどのような影響を与えてきたのかは、人とチンパンジーの骨格を比較しましょう。

人の肩回り、腕、首周りの筋肉が比較的に弱い!

  • 人の頭蓋骨はチンパンジーよりもはるかに大きくなっている。
  • 人の大後頭孔(脳と脊髄を繋ぐ頭蓋骨の開口部)は下部に位置しますが、チンパンジーなど全ての四肢動物では頭蓋骨の後方に位置します。
  • チンパンジーなど全ての四肢動物は、肩回りや腕の筋肉が強く発達しています。また、前を見て獲物を狙い、堅い物を噛砕くために首周りの筋肉も強く発達している。人はこれらの筋肉が弱くなっている。
  • 人の骨盤は短く、横幅が広く、内臓などの腹部の器官を支えることうが可能です。チンパンジーの骨盤はもっと大きく、縦に長く幅が狭くなっています。

四肢動物のブリッジ構造と人の弯曲構造!

  • 人の腰椎は伸展(前弯)していますが、チンパンジーや他の四肢動物の腰椎は屈曲(後弯)しています。四肢動物は、両手と両足を支柱にし、腹部を丸めて腰椎を屈曲することでブリッジ(橋)を形成し、安定性を高めているのです。
  • チンパンジーや他の四肢動物の股関節が屈曲しているのに比較して、人の股関節は中間位にあり、伸展も可能です。つまり、人は二足歩行になることで股関節が伸展し腸腰筋の張力によって腰椎を前弯(腰椎の反り)が生じたのです。すなわちブリッジ構造は失われてしまい、不安定なバランスが生まれることになります。

腕よりも脚の方が長い!

  • 人の脚は腕よりも長くなっています。なぜ二足歩行が発達したかは、色々な諸説ありますが、熱帯の密林よりも開けたサバンナの広大な環境に適応するためと言われています。初期の人類は大きな脳を持っていたので、脂肪とタンパク質をより豊富に含んだ食べ物を摂り、脳にエネルギーを送る必要がありました。そのために、人類の祖先は獲物が疲れ果てるまで長い距離を追いかける必要もありました。そのため、長距離移動に向いた長い脚を獲得したのです。

「人の姿勢の特徴」について学んだ次は「正しい姿勢を獲得するには?」です。

二足歩行によって頭と両腕を肩回りの筋肉で支えることに!

四足歩行が二足歩行に変わるというのは人類にとっては進化だったのでしょうが、肩こり、腰痛、内臓疾患など、様々な障害が増えてきたのも確かです。

人は二足歩行へと変化したことで、手に体重をかけて活動する機会が減りました。その結果、肩回りだけでなく、首・腰の筋肉までが弱くなってしまいました。大人では約5㎏の頭と約8㎏の肩回りの筋肉で支えています。これは実に大変なことなのです。その上、ストレスの増大によって精神的疲労を蓄積させ、繰り返し単調な労働が肩や腰の局所的な疲労を蓄積させ、さらには運動不足や栄養バランスの乱れなどで身体の不調を訴える人は増えています。

大事なのは身体を全体的に捉えること!

正しい姿勢と動作を獲得するためには正しい医学的理論を知りことが大切です。目の前の情報をあてにせず、自分の身体がどうなっているのか普段からチェックすることが大事です。

2023.9.21

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