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みなさん、こんにちは!
最近花粉も徐々に飛び始めて、酷い方はもう感じ始めている頃だと思います。
政府もマスクを外すように促していて、運動を行う方たちは楽に動けるようになるかもしれないですね。
そこで今回は、食後すぐに運動を行うとなぜ横腹が痛くなっってしまうのかという事をお伝えしていこうと思います。
部活を行っていた人なら、誰しも一度は経験したことがあるんじゃないでしょうか?
お昼ご飯後、すぐに練習が始まったり水分を多くとりすぎてランニングをした時などにあのなんともいえない横腹の痛みが出てきます。
人によっては左側の横腹が痛くなり人もいれば、右横腹が痛くなる人もいます。
この左右での痛みの原因にはされぞれ違うものが痛みを起こしています。
・左横腹の痛みの原因は?
まずキーワードとして胃や腸に食物や水分を入れることと脾臓が関係してきます。
まず胃腸に食物や水分が入ってくると消化や吸収を行うのに、腸管に血液が送られてきます。
通常であればその血液たちが腸で吸収したエネルギーを全身の筋肉に運んでくれています。
しかし、この工程の中に運動が加わるとより筋肉に酸素や筋肉からの老輩物質を運ぶのに血液が必要になります。
そうなってくると、どこから血液をもってくるかというと脾臓と言う臓器から血液を持ってきます。
まず脾臓ってなに?という方への説明をします。
脾臓の位置は左肋骨(第9~12肋骨)の内側にあります。
重さとしては約120g程度の重さで、役割としては古くなった血液(ヘモグロビン)を分解して鉄を取り除き再利用する働きと血液を貯蔵する働き・免疫機能とも深い関りがあると考えられています。
先程の運動の工程が加わってくるとどうなるかという話に戻ると、腸管に血液が必要になり運動でも血液が必要になると脾臓から蓄えられていた血液が、脾臓が収縮することにより送り出されることで、左横腹の痛みを感じているのです。
アメリカの大学の研究でもCTを使用して脾臓の収縮の度合いの研究結果が証明されています。
・右わき腹の痛みの原因は?
今度は右横腹の痛みについてです。
脾臓と言うのは左側にしかないので、右の横腹の痛みには関係してきません。
では右側の痛みは何が原因かというと肝臓と横隔膜が関係してきます。
まずは横隔膜からお伝えします。
横隔膜は呼吸に関与しています。その横隔膜と繋がっているのが肝臓になります。
肝臓は身体の中心部分から右側に位置しています。(第5~12肋骨の間)
右側の痛みに関しては、運動することにより身体自体が上下運動することで体内の臓器(肝臓)も上下に揺れることで肝臓は横隔膜と膜で繋がっているので肝臓に引っ張られてしまい、横隔膜が痙攣することで痛みが出てしまうのです。
・横腹が痛くなった時の対処は?
無理をせず、すぐに運動を中止して下さい。
横腹の痛みの原因を上記で述べましたが、ウォーミングアップ不足でも痛くなることがあるのでその場合は体幹を痛みの出ていない反対側に伸ばすことで落ち着いてくれます。
ゆっくりと深呼吸することもおススメです。
横隔膜が関係しているので、呼吸を整えるだけでも落ち着いてくれます。
・横腹が痛くならないようにする対策は?
急激に動いたり、オーバーワークだと陥りやすいので段階を踏むように徐々に運動強度を上げていき、身体を慣らしてあげてください。
部活などでどうしても急に動かないといけない状況にいる方は、あまりおススメは出来ませんが日頃から食事後に身体を動かすようにして身体をその状況に慣らしてあげる方法もあります。(自分自身がそうしてました)
出来る限り徐々に運動強度を上げて頂いた方が身体への負担は少ないので、是非参考にして頂ければと思います。
2023.2.9