ブログ
HOME > ブログ
HOME > ブログ
皆さん、おはようございます。
新型コロナウイルスが蔓延している中で、子供の小児肝炎がはやり始めているのをご存じでしょうか?
この小児肝炎を発症した子供の血液を検査すると、169例のうち74例の患者さんからアデノウイルスが検出されたとのニュースをみました。
コロナが少し落ち着きを見せる中で(完全にコロナが無くなることはありえないと思いますが)、子供を育てる身としてはこのニュースはとても心配なニュースです。
なので、自分なりにアデノウイルスについて再度調べましたので、今回はブログに書きました。
子育て中の親御さんも、そうでない方も是非参考にしてみて下さい。
先ず小児肝炎のニュースの詳細
先ず小児肝炎のニュースをご存じない方もいると思いますので、少し触れていきます。
WHO(世界保健機関)によると、原因不明の肝炎はこれまでに欧米を中心とした12カ国(アメリカ・スペイン・フランス・アイルランド・イギリス・ノルウェー・デンマーク・オランダ・ベルギー・ルーマニア・イタリア・イスラエル)から少なくとも169例が報告されているとの事です。
その急性肝炎は1歳から16歳以下の子どもで発症しており、1割に当たる17人が肝臓移植までに悪化しており、1名の死亡例も確認されています。
イングランドで81人の患者がいて、53人(65%)が3~5歳にみられ、主な症状は下痢や吐き気といった胃腸炎のような症状から始まり、74%で黄疸が確認されたという事です。
英国では53人にアデノウイルスについての検査が行われて、そのうち40人でアデノウイルスが検出された。
更に、新型コロナウイルスは60人中10人で検出されたという事です。
このニュースを見た時に、コロナよりもこの原因不明の肝炎は怖いというのが素直な感想でした。
子育て中の親御さんは、今後お子さんの様子をしっかり見ていく必要があると思います。
74例の患者さんからアデノウイルスが検出された
74例の患者さんからアデノウイルスが検出されたのですが、次はアデノウイルスについての解説をしていきます。
アデノウイルスは風邪のウイルスの中の1つになります。
呼吸器、目、腸、泌尿器などに感染症を起こす原因ウイルスで、感染を引き起こした場所によってプール熱や流行り目など日本でも昔からよくある感染症の1種なのです。
アデノウイルスはなんと50種類にも分かれておりそれぞれによって症状が異なるのが特徴で、今回アデノウイルスが検出された11人は全員が「アデノウイルス41型」と呼ばれるものだったとの事です。
今回アデノウイルスの症状の特徴は腸炎や下痢などがみられ、さらに74%で黄疸が診られているとの報告でした。
深堀するとただの風という事が驚きで、本当に怖い事ですよね。
注意深く子供を観察する必要があると感じました。
まとめ
アデノウイルスのことを投稿しましたが、調べるとただの風邪に近いことが分かり、どこかで聞いたことがあるフレーズに感じました。
そうそれはコロナです。
コロナも基のウイルスはただの風邪に等しいものだったはずですが、型が変わり猛威を振るったことを考えると、現在はアデノウイルスの型が変わることがないとの報告ですがとても心配になります。
さらに、小児肝炎を発症している4割の患者にしかアデノウイルスが検出されておらず、残りの6割は原因不明言う事実にも目を向けなければならないと思います。
怖い事ですね。
しかし、コロナと一緒で怖がっていても何も始まりません。
僕ら親は何に気を付けるべきかというと、やはり子供が出してくれているサインに対して注意深く観察するほかないのではないでしょうか?
下痢や胃腸炎をそんな症状と軽視するのではなくしっかり検査を行い、一緒にお風呂に入る際には体に黄色い黄疸が無いか観察し、一緒にお風呂に入る年齢でなければ、症状の共有をして子供に正しい知識を理解してもらう必要があるのではないでしょうか?
是非、皆さんのご家庭でもお話してみて下さい。
2022.4.27