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便秘についてパート②

こんにちは!馬込鍼灸整骨院の古谷です。
前回に引き続き今回も「便秘」についてブログを書こうと思います。前回は、「大腸と排
便の仕組み」について書きましたので、今回は「便秘の定義と種類」について書きます。

〇慢性便秘の定義
「本来体外に排出すべき糞便を十分かつ快適に排出できない状態」と定義されています。
なぜこのように定義されているか?
通常大腸には生理的に残留している糞便があり、生理的範囲を超える糞便が貯留しないよ
うに体外へ排出するのが正常な排便である。伴って大腸内に過度な糞便が貯留していなけ
れば、排便がなくても異常とはいえない。

便秘には大きく2つに分けられる。
1 排便回数や排便量が減少して糞便が大腸内に滞った状態=十分量に排出できない状態
2 糞便は直腸まで移送できているが、そこから体外になかなか排出できない状態=快適
に排出できない状態
※両方が合併した状態もある。
①、②の便秘状態により「便秘症」と表現する!
十分量の糞便を排出できないときは腹部の膨満感や腹痛、腹鳴等の症状が、快適に糞便を
排出できない時には排便困難感や過度の怒責、肛門の詰まり感等の賞状が起きる。

〇慢性便秘の種類
器質性便秘とは、大腸に形態的な病的変化を認めるもの。腫瘍や炎症が含まれているため
、内視鏡検査や、CT、造影X線等の画像診断が必要。
器質性は2つに分けられる。

狭窄性は、大腸管腔の狭窄による物理的な通常障害で起こる便秘。腫瘍性疾患(大腸がん
)や非腫瘍性疾患(クローン病・虚血性大腸炎)がある。便秘症状のみならず原疾患によ
る、強い腹痛や発熱、血便時には下痢等などの様々の症状がある。
非狭窄性は、大腸管腔の狭窄はないが、特徴的な形態変化をきたす器質的疾患により生じ
る便秘。

非狭窄性は2つに分類できる。
排便回数減少型は、大腸管腔が著明に拡張し糞便の移送が障害され、通過遅延をきたし排
便回数が減少する。(巨大結腸症・慢性偽性腸閉塞症)
排便困難型は、直腸に形態的変化を起こし、直腸から体外へ糞便を十分に排出できないた
め、排便困難感や残便感をきたす。(直腸瘤)

機能性便秘とは、大腸に形態的な変化は認めないが、大腸の排便機能に何らかの障害が起
こり、便秘になった状態。

機能性は2つに分けられる。
排便回数減少型は、排便回数や排便量が減少し、非生理的で過剰な量の糞便が大腸に貯留
するため、膨満感や腹痛等の症状が起こる。排便回数が1週間に3回未満。排便回数減少
型はさらに2つに分けられる。
大腸通過遅延型は、大腸の糞便移送能が低下しているため、排便回数が減少する便秘。近
位大腸に多量の糞便が貯留するのが特徴。排便回数も著明に減少し、強い腹部膨満感を訴
えることが多い。原因としては、突発性、症候性及び薬剤性等様々。
大腸通過正常型は、大腸の糞便移送能は障害されていないのにも関わらず、排便回数が減
少する便秘。食事摂取量の減少や食物繊維の摂取不足等、適切ではない食事習慣が原因と
なることが多い。糞便量そのものが少なくなるため排便回数が減少し、糞便の保水力が低
下して硬便となる為さらに排便困難症状を伴う。

排便困難型は、直腸や肛門の排便機能が低下したため、直腸内も糞便を量的にも質的にも
十分排出できない便秘。排便困難感や残便感が生じる。排便困難型はさらに2つに分けら
れる。
大腸通過正常型は、大腸の糞便移送能は保たれており、排便回数や排便量は減少していな
いが、直腸内の糞便がスムーズに排出されない便秘排出困難感や排便時の過度な怒責なら
び肛門の詰まり感等を訴える。便が硬いことが原因。
機能性便排出障害型は、機能的な障害により、直腸内の糞便を量的にも質的にも十分に排
出できない便秘。なかなか排便できない困難感や排便が途中で終わってしまうような残便
感等を訴える。骨盤底筋協調運動障害、直腸知覚の低下、直腸収縮運動の減弱、腹圧低下
等の機能障害が原因となる排便障害。

普段の慢性的な便秘で多いのは機能性便秘が圧倒的に多いです。普段の生活をもう一度見
つめ直し一緒に改善していきましょう!

2023.5.22

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