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こんにちは、笠原です。
東京マラソンが始まった事が大きな要因だと思いますが、ランニングをする人がとても増えました。
私自身も2010年の東京マラソンに当選したことで走り始めました。
ランナーが増えるにつれ、ランニングによる痛みを訴える方も増えています。
走ることが楽しくなったのに、痛くて走れない辛さ。
タイムが落ちてしまう、体重が増えてしまう、、、と痛くても焦って無理に走って悪化してしまう。
走ることが苦痛になり、ランニングから遠ざかってしまう。
ランナーのみなさんは、共感できるのではないでしょうか。
私自身もランニング障害に悩まされたこともあります。
初フルの東京マラソンで両膝が痛くなり、その後も足底やアキレス腱、再度の膝痛、腰など。
その都度、他のスタッフに治療してもらい、またその原因を探っていき、対策をしているので最近は痛みなく走れています。
私はランナーのみなさんやこれから走り始めるという方に、楽しく故障なく走り続けてもらいたいと思っています!
そのためにこのblogで毎月1回、ランニング障害について書いていきますね。
まず第1回は、膝や足など各部位ごとのことではなくて共通していることについてです。
【ランニング障害の分類】
ランニング障害にはさまざまな原因がありますが、多くは走り過ぎによって起こります。
これらは大きく2つに分類できます。
①引っ張られて起こるもの
ランニング障害は腱や靭帯の付着部の炎症が多いです。
腱や靭帯は関節を動かす時に牽引力を受けます。
構造上骨に腱や靭帯が付着している部分は比較的弱いので、そこで障害が起こりやすくなります。
②摩擦で起こるもの
腱が動くことで手足に力を伝えています。動くたびに周囲と摩擦することになり、その回数が多いとトラブルが発生します。
腱の通り道には腱鞘(けんしょう)というトンネルがあり、摩擦に耐えられるようになっています。
耐えられる限度を超えてしまうと炎症を起こしてしまいます。
【治療や予防には】
走り過ぎて起こるものでは単純に走らなければいいのですが、ただ休むだけでなく、きちんと今の病態を理解して、それにあった対処をすれば治りは早くなります。
予防には無理をしないことはもちろん、ストレッチや筋力トレーニングが大事となります。
ウォーミングアップ、クールダウンのやり方を間違っている場合もあります。
怪我をしなければ年齢を重ねてもランニングを楽しむことができます。92歳でフルマラソンを完走した人もいるんですよ!
みなさんが長く走り続けられるよう、少しでも役に立てたらと思います。
各部位の障害や具体的なケアについてはまた来月お伝えしますので、お楽しみに~。
2018.5.7