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こんにちは!馬込鍼灸整骨院の古谷です。
7月もそろそろ終わりを迎えていますが暑さの本番はこれからって感じですね。
夏休みも始まり運動部は運動をする時間も増えると思います。それに伴って、今回は「運動後の頭痛」と「ミネラル」について書こうと思います。
治療をしていると「運動後に頭痛を起こす」という人がいます。
例えば、野球やサッカー、水泳などの激しいスポーツを行った後、グワングワンまたはズキンズキンといった感じの痛みが頭全体に広がることがあります。軽い人ではすぐに消えますが、なかには1時間以上この痛みが続く人もいます。このような運動後の頭痛の正体は「良性労作性頭痛」といって、以前は重量挙げをする人に頻発する頭痛と考えられていました。いまではあらゆるスポーツで起こる可能性があることが分かっており、またスポーツだけでなく、重い物を持ち上げた時などにも発症する可能性があります。
主な原因としては、激しいスポーツによって頭蓋内の静脈が圧迫されうっ血することや、呼吸を止めるために起こる酸素不足などが考えられます。長時間呼吸を止める水泳や素潜り、シンクロナイズドスイミングなどでは特に起こりやすく、また、先述のように重量挙げのように力を入れたり息を止めたりといった動作を繰り返す時にも頭の血管が圧迫されて、神経に物理的な刺激を与えてしまいます。これに加え、熱い場所や高所における気圧の変化も、頭痛を助長させる要因と言われています。
対処法として最も簡単なのは、頭痛が発生したらすぐに頭を冷やして、体を横にすることですなどしてリラックスすること。運動をする前に鎮痛薬を飲んでおくことで、頭痛を予防することができます。もう一つの対処法は、運動前後に水分補給をして血流をよくすることです。ただし、その場合は体内のミネラル量に配慮することも大事です。特にマグネシウム欠乏が原因となり引き起こされる頭痛の場合、たくさんの汗をかくことでマグネシウムが大量に失われてしまうため、頭痛をさらに悪化させることになりますいずれにしても無理は厳禁です。急に激しい痛みに襲われた場合は、医療機関で診察を受けるようにしましょう。
少しミネラルについて補足でお話しします。
ミネラルは五大栄養素の一つで、人間の体を構成する要素として欠かせない存在です。ビタミンと同様、微量栄養素に分類され、体の発達や代謝機能を適切に維持するために必要な栄養素でもあります。
ミネラルにはそれぞれ大切な働きがあります。主な役割は、基礎代謝や新陳代謝、エネルギー代謝を促す、体の機能や組織の調整・強化し、心身のバランスを正常に保つなどがあります。様々なミネラルの働きによって体の健康は保たれています。
2023.7.23