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こんにちは、笠原です。
最近、運動不足解消のためにウォーキングをしている方が増えていますね。患者さんでもウォーキングを始めた、という方が多いです。
しかし、話を聞くと「もったいないな」と思う事があります。ただ何となく歩くより、歩き方・歩く時間・時間帯・頻度などを意識するだけで効果が倍増します(^O^)
どうせ歩くなら正しく歩いてしっかり効果を出してほしい、という想いで今回のブログを書く事にしました。
【ウォーキングの効果】
・腰痛、肩こりなどの改善
・ストレス解消
・体脂肪減少による肥満解消
・血中の中性脂肪の減少
・血圧や血糖値の改善
・心肺機能の改善
・骨粗しょう症の予防
・血流改善
など健康増進や生活習慣病予防の効果があります。
こんなにすごい効果があるんだ!!と知って歩いた方が、ただなんとなく歩くよりも効果が高そうですよね(^^)/
【ウォーキングの時間帯】
医師専用コミュニティサイトmedpeerで、医師523名に効果の出やすい時間帯と避けるべき時間帯を聞いたものがあります。
それによると、「効果の出やすい時間帯」という質問に対して「いつでも良い」が52%、「避けるべき時間帯」に対しては「特にない」が55%という結果になったそうです。
どちらも、時間帯というよりも「継続する事が大事」という意見が多くありました。一方で、飲酒後・寒い時・夏の暑い日中は避けた方が良いという見解でした。
しかし調べると、有酸素運動の脂肪燃焼の効率が良い時間帯は「朝食後の30分~2時間の間」という意見や「朝食前」という意見もありました。
私は朝食前に40分程度走っていて効果を感じています。
まずはウォーキングを継続して行う事が大事だと思いますので、どの時間帯でもいいので習慣化できるといいですね。
【ウォーキングする時間】
一度に連続して40分間歩くことが良いといわれています。短すぎると効果が弱く、長すぎると疲れてしまい続かない原因にもなります。
理想は連続40分を毎日です。週2回、2時間ずつ歩くというよりも毎日40分がいいですね。
いきなり40分も難しいという方は、5分でも10分でもいいので、毎日歩いて下さい。だんだん体力、筋力がついてきて長く歩けるようになります(^^)/
【歩く速度】
速度により効果が変わります。
◎筋力・骨強度を高め、気力・活力を充実させるには速歩をします。
目安は40分で4~4.5㎞です。
◎リラックス・精神安定効果にはゆっくり歩きます。
目安は40分で2.2㎞~2.5㎞です。
◎呼吸器・循環器系の機能改善には少し速歩をします。
目安は40分で3~3.5㎞です。
【正しい歩き方】
・軽装で靴は運動靴かランニングシューズ(かかとのしっかりしたもの)
・荷物は持たない
・肘は軽く曲げ、「腕を振る」というよりも「肘を後ろに引く」感じ
・手は軽く握る(親指は握りしめない)
・やや前傾でまっすぐ前を見る
・できるだけ歩幅を広げる
・かかとから優しく着地(かかとをガツンとつかない)
いろいろと書きましたが、これらを意識してもらえるとただ歩くよりも効果が高く、身体の不調も改善してくれるはずです。
どうせ歩くなら、正しく効果的に歩きましょう(^^)v
2020.5.10