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前回のお話↑
馬込太郎君はデートに行く直前、事故に遭いました。
車による追突事故。
今回、腰の部分を強く打ち付けて怪我をしてしまいました。
ここで、保険会社や警察との手続きを終えた馬込太郎君は、病院へ向かいました。
整骨院、接骨院に通院する際は必ず診断書が必要になります。診断書をもとに治療を行うことが出来るからです。
診断書はお医者さんしか出せないために病院へ向かいました。
診断された結果は、「腰椎捻挫」と「頸椎捻挫」。
ここでは、腰椎捻挫について詳しく診ていきましょう。
腰椎捻挫とは、腰に対する痛みなどを訴えたものとなります。
代表的な疾患としては、
腰椎椎間板ヘルニア
脊柱管狭窄症
などがあげられます。
これらの疾患は重篤な場合だと、排尿障害、下肢の脱力が認められるます。
すぐに病院へ行ってください。
また、実際に来院される患者さんの多くの方は、お尻付近から腰にかけての痛みや、腰の片方の痛みを訴えるなど様々です。
なぜ、このように様々な症状を引き起こしているのか。
それは、交通事故による身体へのダメージがそれぞれ異なるためです。
当たり前のようですが、車に追突されて起こるものですので、エネルギー量は計り知れません。
「事故したけどあまりケガしてないな。」と思っていても身体の中に蓄積されています。
また、交通事故直後は交感神経が興奮しているケースが多いので、数日後に症状が出てくることもあるのでご注意ください。
馬込太郎君の症状を詳しく診ていくために当院ではこのような検査も行い、治療プランを考えていきます。
・神経根症状誘発テスト(シビレや感覚のダルさを判断する検査法)
・膝蓋腱、アキレス腱反射などの深部腱反射テスト(反射の消失もしくは低下の確認)
・大腿、下腿の筋委縮検査。(筋肉の太さを図る)
・動作、日常生活に出ている痛み、シビレ、だるさなどの確認。
今回は、腰の部分を強く打ち付けているので、まず腰のほうから診ていきます。
上記の検査法なども行い、いよいよ治療に入ります。
幸い、馬込太郎君にしびれ、だるさなどの所見は診られなかったので良かったです。
当院での治療は、主に筋治療として過緊張している筋肉を緩めて、物理療法として医療器具を使用します。
また、怪我をしてから数日は炎症反応もみられる為に、氷を用いた冷却を行います。その後炎症が収まった状態を見て、温熱療法に切り替えて組織に血液を送る治療を行います。
次回は、頸椎捻挫編になります。
2018.11.17